暮らしあれこれ

茶壺房スタッフのお気に入りの椅子 椅子シリーズ vol.2

北欧のデザイナー Hans J.WegnerのYチェアを
ご紹介いたします。

茶壺房を訪れるお客様と打ち合わせしたり、
スタッフ会議を開いたり業者の方々が営業にいらしたりする時に
座ります。
1943年に発表されたチャイニーズ・チェア49のザ・チェアが
ルーツです。
後脚や丸棒を曲げて形作られた美しいフォルムと
ペーパーロープの座面は座り心地がよく、寒い冬の間だけ
ムートンをしいて座ります。

後姿の形からYチェアと呼ばれベストセラーの椅子です。
茶壺房の淺沼は仕事が終わって、Yチェアに座り、
木の手触りを楽しみながら、2009年のダージリン、
ファーストフラッシュを飲んでいます。

今年のダージリン、ファーストフラッシュは1月末から2月始めにかけて、
あまり雨が降らなかったので、茶摘みの始まりが例年よりも少し遅く、
3月に入ってからでした。
天候は不順で、茶葉も小振り、香りもひかえめな物が多く、
お値段も高く、チョット残念でした。
今はセカンド・フラッシュが始まっていますが、、
春先の干ばつの影響と乾期になっても雨が降ったり止んだりと、
なかなか晴天が続かず、マスカット・フレーバーもみえかくれしがちです。

やっぱり紅茶は農産物ですね。
こんな時こそ、ブレンダーの腕のみせどころです。
来年はお天気に恵まれますようにと願いつつ、又、紅茶を一口頂いております。



「Yチェア」Hans J.Wegner





茶壺房スタッフのお気に入りの椅子 茶壺房の事務所は和風モダン。

スチール製の無機質な椅子は不似合いです。
北欧のデザイナーの椅子やイタリアのソファーなど
さまざまな椅子にすわって仕事をしています。

今回ご紹介する椅子は建築家の吉村順三氏の椅子です。
あたたかな紅の木のてすりと深緑の皮の座面が
スタッフ全員のお気に入りです。

普段は代表の淺沼が仕事が一段落すると、きまってすわります。
今日もミルクティー(たまに、ブランデー入りのときもあります)を片手に、
アリスン・アトリーの「グレイラビットのはなし」をひらいています。
大のオトナがといわないでください。この絵本はオトナの絵本です。

「たためる椅子」吉村順三

必要なときに必要なだけとりだして使える日本の座布団は、
昔の人々の残してくれた素晴らしい生活用具だと思います。

掛け心地は勿論ですが、オブジェとして形がよく、
座布団のように簡単に小さく畳めて持ち運びでも便利で、
狭い所にもしまえる椅子をつくりました。

(吉村設計事務所パンフレットより)


茶壺房をデザインするスタッフ

Tomomi Yoshida

東京造形大学 造形学部 美術学科卒業後、庭師見習い修行。
その後建設コンサルタント勤務や、友人宅の庭仕事の手伝いなどをする。
傍ら、ひそやかに隙間緑化計画を実行中。
植物や石、水や光の姿かたち、それらがみせる変化に興味有。
苔と散歩、メキシコが好き。

Ayuko Okamura

1982年東京生まれ。愛知大学現代中国学部卒業後、北京大学芸術学部修了
18歳で写真を始め、アジア・ヨーロッパを撮影して回る。
2006年6月、中国留学中に 新京報等、現地メディアに活動が取り上げられる。
現在は東京にて創作活動中。

nanao(ナナオ)

イラストレーター・グラフィックデザイナー/武蔵野美術大学視覚伝達 デザイン学科卒業
シンプルで心に残る色と形・手触りを感じられるようなマチエール...愉しくリラックスした作品作りを
目指しています。
自然の一部である事の心地良さを求めて、07年安曇野にてパーマ カルチャーの勉強を始めました。
自然の形の機能的な美しさに驚いています。
尊敬するアーティストはブルーノ・ムナーリ。憧れている女性はトーベ・ヤンソン。

Hiroko Irie


青山学院女子短期大学 英文学科卒業後、桑沢デザイン研究所にてビジュアルデザインを専攻。
在学中、八王子市夢美術館のロゴマーク公募に応募し、入選採用されたのをきっかけに
茶壺房のロゴデザイン、パッケージデザイン、webデザインなどのブランディングイメージづくりに携わる。
デザイン会社勤務後、webデザインをメインに、わかりやすく温かみのあるデザインを心がけ、
現在フリーにて活動中。